ここ数日で千葉県沖で地震が急増しています。震度3~4が多発しており、多いと1日に10回近く揺れています。
なぜ地震が多いのでしょうか?
今回は千葉県で中規模の地震が多い理由について解説していこうと思います。
この記事は以下のような人におすすめ
・「千葉県沖での地震が多い理由を知りたい人」
・「過去にどのような地震が発生していたか知りたい人」
地震の発生する仕組みについて
地震は、地下のプレート(岩盤)の「ずれ」によって発生する現象です。
プレートテクトニクス
地球の表面は、プレートと呼ばれる巨大な岩盤で覆われています。これらのプレートは常に動き続けており、互いにぶつかったり、離れたり、沈み込んだりしています。
ひずみの蓄積
プレートの動きによって、岩盤にはひずみが蓄積されます。これは、硬い物に何らかの力がかかり、それに耐えられなくなると、ひびが入るのと同様です。
断層のずれ
ひずみが限界に達すると、岩盤が断層と呼ばれる弱い部分でずれ、地震が発生します。断層は、過去の地震によってできた亀裂などが原因で形成されます。
日本列島をまたぐ大陸プレートについて
日本列島の地下に眠る大陸プレートについてです。
日本を跨ぐ大陸プレートは、北米プレート、ユーラシアプレート、太平洋プレート、フィリピンプレートの4つがあります。
さらに細かく見てみると千葉県や茨城県沖には以下のようなプレートがあります。
活発なプレートの境目にあるということもあり、千葉県沖では地震が起きやすい傾向にあります。
また政府の地震調査委員会は、今後30年以内に千葉県東方沖でマグニチュード7クラスの地震が発生する確率を約20%と見積もっています。
千葉県沖で発生した過去の地震について
千葉県沖で発生した過去の地震で主なものは以下の通りです。
1. 1677年 房総沖地震
- マグニチュード:推定7.1
- 震源地:房総半島東方沖
- 被害:房総半島で大津波が発生し、多くの死者・行方不明者が出た。
2. 1703年 元禄関東地震
- マグニチュード:推定8.1
- 震源地:房総半島南東沖
- 被害:江戸で大津波が発生し、死者・行方不明者合わせて数万人に達した。
3. 1855年 安政江戸地震
- マグニチュード:推定7.1
- 震源地:房総半島南東沖
- 被害:江戸で大火災が発生し、死者・行方不明者合わせて数万人に達した。
4. 1923年 大正関東地震
- マグニチュード:推定7.9
- 震源地:伊豆半島東方沖
- 被害:関東地方で大津波が発生し、死者・行方不明者合わせて10万人を超えた。
5. 1987年 千葉県東方沖地震
- マグニチュード:6.7
- 震源地:千葉県東方沖
- 被害:千葉県内で震度5弱を観測し、死者1人、重軽傷者100人以上の被害が出た。
これらの地震以外にも、千葉県沖では多くの地震が発生しています。
まとめ
過去のどの地震も数日間地震が続いていたという情報もあります。
震度2~4程度の地震が千葉県沖で続いており、大きな地震につながる可能性もあります。
ぜひ備えておくようにしてください。
過去に家に常備するべき防災グッズ10選を纏めております。ぜひ参考にしていただければと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。