断面が木の年輪のようなバームクーヘンは、多くの人に愛され気軽に食べられるケーキですね。しかし、糖質制限ダイエットをしている方にとって甘いバームクーヘンはどれくらいのカロリーや糖質があるのかが気になるでしょう。
今回は、バームクーヘンの糖質量・カロリー量や糖質ダイエットに向いているのかについて解説をしていきます。
バームクーヘンの糖質量
バームクーヘンの糖質量は、メーカーなどによりますが、概ね次のようになります。
- 100gあたり:40g
1個あたりの量はそれぞれ異なりますので糖質量は上下しますが、基本的に糖質量は高いと言えます。
バームクーヘンのカロリー量
バームクーヘンのカロリー量は、材料やメーカーにもよりますが、一般的なカロリー量は次のようになります。
- 100gあたり:400~500kcal
個別包装されているタイプのものは、56g程度ですので約203kcalになります。それでもメーカーにより量も異なりますのでカロリー量にも注意が必要です。
バームクーヘンの素材一覧
- 小麦粉
- コーンスターチ
- 砂糖
- バター
- 卵
- 牛乳など
バームクーヘンのダイエット効果
では、バームクーヘンの栄養素でダイエット効果は期待できるのでしょうか?
モリブデンが体脂肪を燃やすサポートをする
バームクーヘンには、個包装の1個あたり3.42μgのモリブデンが含まれています。モリブデンは、栄養素の消化を促して脂質や糖質をサポートをする働きをします。そのため、体脂肪を燃やす働きをします。
バームクーヘンでのダイエット効果は期待できない
確かにバームクーヘンにはモリブデンという栄養素が含まれていますので、多少のダイエット効果というものはあります。しかし、個包装1個あたりに3.42μgという微量な量のため、それほど大きな効果は期待できません。
またバームクーヘンの素材一覧を見てもわかるように、小麦粉・バター・砂糖などがたっぷり使われています。もちろん卵も使われていますのでたんぱく質は含まれていますが、炭水化物や脂質が多くなっておりダイエットには向く食材が使われていません。さらに砂糖による糖質の多さは、糖質制限ダイエットには向いていないです。
糖質制限ダイエット中にバームクーヘンを食べる時の注意点
糖質制限ダイエット中にバームクーヘンを食べるのは、糖質量やカロリー量をみてもおすすめできません。しかし、どうしても食べたいときにはどのようなことに注意する必要があるのでしょうか。
①個包装のものを1~2個までにすること
個包装されたバームクーヘンは一般的に50g程度あります。1個あたりで20g程度の糖質量、2個で40g程度になります。そのため、どうしても食べたいときには1~2個までにしておくことが大切です。
ただし、1食分の糖質量の目安が約40gですので、2個食べれば1食分となってしまいます。そのため、バームクーヘンを食べるのであれば、食事は糖質量が低いものを中心に摂るようにしましょう。
②食物繊維を先に摂ってからたべること
バームクーヘンを食べると、その糖質によってインスリンを分泌させます。インスリンは血中の糖質量をコントロールする役目がありますが、糖質を脂肪に変える働きをします。そのため、空腹時にバームクーヘンをいきなり食べると、血糖値が急上昇してインスリンが大量に分泌され、どうしても太りやすい状態となります。
このインスリンの分泌を抑えるためには、血糖値を急上昇させないことが大切です。血糖値を急上昇させないための方法として、バームクーヘンを食べる前に食物繊維を摂るのがおすすめです。
食物繊維は一緒に摂った糖質や脂質を包み込んで、腸内での吸収を抑制し、便として排泄する働きを持っています。たとえば、バームクーヘンを食べる前にサラダなどの野菜を先に食べるなど、食物繊維をまず摂るようにしましょう。
糖質制限ダイエット中にバームクーヘンで太らない効果的な食べ方
糖質制限ダイエット中にバームクーヘンで太らないためには、バームクーヘンの食べ方に注意するほかに、低糖質のバームクーヘンを選ぶという方法もあります。最近ではスーパーやコンビニで低糖質のバームクーヘンが販売されています。
①RIZAPふんわりバームクーヘン
ライザップのバームクーヘンは、ファミリーマートなどのコンビニで販売されています。砂糖の代わりにエリストリールを使用しており、糖質量は11.2gと一般的なバームクーヘンの半分程度になっています。
②ブランのバームクーヘン
ローソンで販売されている低糖質シリーズのバームクーヘンです。糖質量は7.6gとなっていますので、糖質制限ダイエット中でもおやつとして安心して食べることができます。
低カロリー・低糖質のバームクーヘンでダイエットを成功させよう
バームクーヘンはカロリーも糖質も多いため、ダイエット向きのおやつとは言えません。しかし、低糖質のものを選んだり、食べる前に食物繊維を摂るなどの工夫をすることで、1~2個程度であれば問題なく食べられます。甘いものを我慢しすぎるのは、どうしてもストレスがたまりますので、上手に糖質と付き合うようにしましょう。